教育方針は場合による

社員教育や
評価制度を扱っていると
子供の教育と重なるところは
多くあります。

短所を補う
長所を伸ばす

よく教育においては
長所を伸ばせと言われますが・・・

長所の裏側が短所だったりして
本当のところどうなんだ？
というのは思っていました。

慎重でじっくり取り組む子は
短所的に捉えれば
行動力が無いという評価になります。

だから
長所を伸ばすとか
短所を補うというのも

どれか一方が正解
という訳ではないのですね。

短所が一定のレベルに達していなければ
やっぱり短所を補う必要があります。

長所だけを伸ばそうとしても
長所はある意味
レベル的にはすでに上の方
なので、伸ばす余地にも限界があります。

大学受験の時
英語が苦手でした。

希望の学校への受験は
諦めた方が良いと先生からは
言われてましたが
集中的に英語を勉強することで
苦手科目では無くなりました。

まぁこれは科目トータルの総合点が
決まっている受験の話なので
総合点が良くなるためには
どの分野に注力した方が良いのか？
という判断ですね。

逆に苦手な分野があっても
総合点を目指すのではなく・・・
生きる糧をレベルアップする
という目的なら長所に注力すべきです。

だから教育といっても
何を目的にするのか？
により教育方針も重点的に取り組む箇所も
違う訳です。

一方で
社員の酒気帯び運転や
パワハラ、セクハラ等
長所の裏返しと言えないような場合

ただちに改善させるのは
当然のことです。

長所を伸ばすという言葉に
引きずられないように

したいですね。